地下倉庫

地下の倉庫です。

#002 / コカボム横丁

他人の会話の断片が、バケツから逃げ出した虹鱒みたいに、つるりんと耳に入ってくること、ありますよね。

今日は、「コカボム横丁」という言葉がつるりんして、そのまま鼓膜に着水しました。

新宿二丁目すき家の近くで、酔っぱらいのお兄さんが二人。

今回は果敢にも、「コカボム横丁」の真相を探るべく、お兄さんたちに併走してみました。



「コカボム横丁~!?」

「違う~~くだもの~~」

「はあ~~?」

「くだもの横丁みたいなの~~あるじゃん〜」

「コカボム横丁~~!?」

「だ~か~ら~!くだもの横丁~!」



……。

これは……。

青物横丁駅」のことだ……。

絶対にそうだ……。

虹鱒がバケツに帰ってゆく……。

さいなら……。




ちなみに、「くだもの横丁」は……。

私が小学2年生の時に描いていた、漫画のタイトルだ……。

恥ずかしい……。




おわり